年齢や障害に関係なく、みんなで走ることを楽しむ「かけっこ」のイベントが、大分県内で初めて開催されました。企画したのは両足義足のアスリートです。

10月5日、別府市の立命館アジア太平洋大学で、誰でも参加できる陸上イベント「ユニバーサルかけっこチャレンジ」が県内で初めて開かれました。このイベントは、独自の計算式で障害、性別、年齢、走ったタイムをポイントに換算して競い合います。

イベントの発起人は、両足義足のアスリート・久多良木隆幸さん(48)です。久多良木さんは6年前、感染症のため両足と指を切断しましたが、スポーツに目覚め、パラ国体で金メダルを獲得するまでになりました。

久多良木隆幸さん

(久多良木隆幸さん)「パラスポーツの普及活動や、義足の選手、障害のある方を対象に活動を続けてきましたが、家族やサポートする方、一般の方も一緒にスポーツを楽しむことで、さまざまなプラスの効果が生まれることを実感しています」