大分県佐伯市は、屋形島と深島を結ぶ市営の定期船が11月、乗客1人を港に残したまま出発する不適切な運航があったと発表しました。

大分県佐伯市の屋形島と深島を結ぶ市営の定期船は、一日往復3便運航しています。市によりますと11月13日、午前8時10分発の定期船が屋形島の港に入った際、乗客の姿がなかったたため、着岸せずに深島に向かいました。

ところがその後、男性から「屋形島で待っていたが定期船が来ない」と事務所に電話で連絡があったため、船は屋形島に戻って男性を乗せて、再び深島まで運航しました。定時の8時10分より早く出航し、乗客の確認不足の可能性があったため、再運航することを判断したとしています。船長は「桟橋に誰もいなかったので出航した」などと話しているということです。

市は「今後、このような事案をなくし定期航路の適切な運航に努めます」としています。