11日まで降り続いた記録的な大雨により、土砂崩れや浸水被害が確認され、大分県各地で対応に追われました。

大分県内では10日から11日にかけて広い範囲で大雨となり、日田市では観測史上最大となる1時間に117ミリの猛烈な雨を観測しました。

玖珠町では斜面が崩れ、久大本線の線路や住宅に土砂が流入しました。運行に問題はないということです。

県内で人的被害は確認されておらず、すべての県道で規制が解除されました。

日田市では床上・床下浸水があわせて12棟で確認され、後片付けに追われていました。

(住民)「今までなかったような雨の量じゃないかと思ってびっくりしました。こればっかりは仕方ないからそれに対応する対策をしていこうと思う」

一方、JRは久大線が午後には通常運行に戻り、豊肥線も午後5時には豊後荻駅から熊本方面の運行が再開しました。特急では「九州横断特急」と「あそぼーい!」が終日運休となりました。

また、日田市では8月24日まで開放予定だった小野川自然プールが土砂の流入により、今年の利用が中止となりました。

13日から厳しい暑さが戻るため、こまめな水分・塩分補給や休憩など熱中症への対策が重要です。