参院選大分選挙区は、各候補がそれぞれの主張を掲げて激戦を展開。参政党・野中しんすけ氏は「日本人ファースト」。NHK党・二宮大造氏は「毎月一律10万円支給」。日本誠真会・安倍正雄氏は「消費税廃止と食料自給率向上」を訴えています。

野中候補:
「私たちが一番めざしているところは何かというと、この日本の国益をしっかりと守るということです」
参政党新人の野中しんすけさんは、国政選挙3度目の挑戦となります。これまで大分市を中心に街頭活動を続け、支持拡大を図ってきました。今回の選挙戦では党への期待の高まりを肌で感じているといいます。
野中候補:
「大分県中を周ったんですが、非常に多くの人が声援を送ってくれます。今までになかったような反応をどの市町村でもいただけるので驚いています」
毎週のように継続してきた街頭演説には、県内各地から支援者が駆けつけ、党の政策が書かれたチラシを配布して支持を呼びかけています。
(支援者)「だいぶチラシをもらってくれる人も増えましたし、全然違います」
7月11日には、参政党の神谷宗幣代表が大分入りして街頭演説を実施。政府への批判票の受け皿としてアピールしました。

神谷代表:
「自分の故郷や田園風景が壊れていくのは嫌じゃないですか。みなさんも守りたいでしょ。故郷をそのために国があるんですよ。経済競争するために国家があるわけではない。外国の資本を入れて外国人をもうけさせるために日本があるわけではないんですよ」
ユーチューバーとしても情報発信を続けている野中さん。選挙戦終盤に向けて「日本人ファースト」という党のキャッチコピーを基軸に保守票の掘り起こしに力を注ぎます。
野中候補:
「経済のことだったり、農業のことだったり、ずっと訴えてきたことなので、そこを中心に訴えたいです。みなさんの期待を裏切らないようにしっかりとがんばっていきたいと思います」
政治団体・NHK党新人で2022年の参院選に続いて2度目の国政選挙挑戦となる二宮大造さん。今回の選挙戦ではX(旧ツイッター)とブログを中心に情報発信して選挙戦を展開しています。

二宮候補:
「応援してくれる人が広めてくれるそれで拡散していっているのを感じています」
二宮さんはタクシー会社に勤務しながら10年以上にわたって猫の保護活動にも取り組んでいます。今回の選挙では弱者への支援を強く訴えています。
二宮候補:
「朝から晩まで働いている人がそれでも生活が苦しいという日本社会がおかしくなっている。国民全員に毎月一律に10万円を支給する」
政治団体・日本誠真会の新人・安倍正雄さんは、大票田の大分・別府で選挙カーを走らせています。その腕には訴え続けた証があります。

安倍候補:
「窓際の左腕がひりひりします。右腕は少し白くなっています」
宇佐市で農業関係の会社に勤めている安倍正雄さん。食料の自給率向上と消費税ゼロを政策の柱に掲げています。
安倍候補:
「日本をまともな国家に。普通の国家にするには日本誠真会しかないんです。そのことをちゃんと考えてほしい」
参議院議員選挙大分選挙区には届け出順に、白坂亜紀さん(58)自民・現。野中しんすけさん(38)参政・新。安倍正雄さん(46)諸派・新。二宮大造さん(54)諸派・新。吉田忠智さん(69)立憲・元の計5人が立候補しています。