7月20日に投開票が行われる参議院選挙を前に、大分選挙区では自民党現職の白坂亜紀候補(58)が再選を目指して選挙戦を展開。2年前の補欠選挙で初当選した白坂候補は、これまでの実績を訴えながら議席の死守に力を注いでいます。

白坂候補:
「私は大分が大好きです。大好きな大分のためにもっともっとたくさん仕事をさせていただきたいと思っております。そのためにはこの選挙に当選させていただかなければなりません」
自民党・現職の白坂亜紀さん(58)。選挙戦では「本気の地方創生」を掲げ、交通インフラや一次産業の振興など2年前の初当選から取り組む政策の継続を訴えています。
白坂候補:
「物価高のことと、地方創生については5つの事柄を言ってるんですが、どれもこの2年間取り組んできたことですし、政府もしっかりやっていることを支援してくださる方にお伝えしないと、なかなかメディアが伝えてくれないので、政府が何をやってこれからどうしようとしているかということをお伝えしています」
この日は大票田・大分市を遊説し、党所属の市議会議員らと各地をくまなく回りました。陣営は推薦を受けた130の企業・団体への支持固めを図るほか、公明党の推薦を得て、与党支持層への浸透に力を注いでいます。
市内で女性集会も開催。会場には鈴木貴子衆院議員も応援に駆けつけ、大分県内唯一の女性候補であることをアピールしました。

鈴木議員:
「7月20日は白坂さんのお誕生日でもあります。皆さんで一緒になって笑顔で20日を迎えられるように」
白坂さんは銀座で飲食店を経営しながら子育てをしてきた経験をもとに、女性が活躍できる社会づくりを訴えます。
白坂候補:
「女性は太陽です。女性がいきいきと輝くことで男性も笑顔に、子どもも元気になっていくと思います。そして女性が活躍することで、この大分県がさらに力強く発展していくことと確信しています」
公示後、陣営には赤沢経済再生担当大臣が駆けつけたほか、7月12日には小泉農水大臣も来県。16日は岸田前総理が応援に入る予定で、与党の過半数割れも危惧される中、党を挙げて大分での議席の死守に力を入れています。

小泉農水大臣:
「何の分野で大分の皆さんの力になれるのかを常に探しているのが白坂亜紀さんという方です。そういうふうに思っている方に皆さん、もう一回国会に戻してあげてください」
おととしの補欠選挙では341票差の大接戦を制した白坂さん。今回はSNSでの無党派層の取り込みに重点を置いています。白坂さんの左手は公示後の選挙運動で腱鞘炎に。痛みと戦いながらも支持拡大を図っています。
白坂候補:
「最初は厳しい戦いだなと感じていました。今も厳しいですけど、今ここで踏ん張らないと大分の発展は難しい。しっかり女性も活躍し、地域も守りながら経済成長することが大分のため、日本のためになると思いますので、そこを訴えていきたい」
参議院議員選挙大分選挙区には届け出順に、白坂亜紀さん(58)自民・現。野中しんすけさん(38)参政・新。安倍正雄さん(46)諸派・新。二宮大造さん(54)諸派・新。吉田忠智さん(69)立憲・元の計5人が立候補しています。