コスト削減や効率化を目的に広がったアウトソーシング。しかし、深刻な人手不足やサービス品質の確保といった課題を背景に、業務を外注から社内に取り戻す動きが進んでいます。
ホテル清掃業務を内製化
創業100年を超える大分県別府市の「ホテルアーサー」では、アウトソーシング=外注が業界で当たり前だったある業務を自社で担っています。

ホテルアーサー 日名子健太郎社長:
「客室内の清掃をしてもらっていまして、ホテルの社員として働いてもらっています」
ホテルアーサーでは、長年にわたり外注してきた清掃業務を2年前から、インソーシング=内製化へと切り替えました。その背景には、深刻な人手不足があったといいます。

ホテルアーサー 日名子健太郎社長:
「コロナが明ける兆しがあったとき、このままだと需要をまかなえるだけの清掃ができないといった危機的状況でした」