大分県内で25日、新たに355人の新型コロナウイルス感染を確認。3人が亡くなりました。一方、感染者の全数把握が簡素化されて1か月、医療現場に変化はあったのでしょうか?
感染が確認された355人の年齢別は0歳が1人、1~4歳7人、5~9歳が26人、10代が62人、20代が43人、30代が53人、40代が50人、50代が39人、60~64歳が13人、65~69歳が9人、70代が24人、80代が15人、90歳以上が13人です。
新たなクラスターは2件で、大分市と日出町の高齢者施設で発生しています。保健所への報告対象は93人で、うち4人は中等症の症状が出ています。感染者数は前の週の同じ曜日を8人上回って、6日ぶりに増加に転じています。
また、70代1人と80代2人のあわせて3人が亡くなり、県内の死者は393人となりました。
一方、医療機関や保健所の業務ひっ迫を防ごうとスタートした全数把握の見直しからあすで1か月です。大分市の大分三愛メディカルセンターは、保健所への報告作業の簡素化は職員の負担軽減につながっていると話します。
(三愛メディカルセンター秦圭治さん)「全数把握になってからタイミング的には新規陽性者数が減り出していた頃というのもあって、細かな事務作業量は確かに減った」
この病院では感染状況が落ち着いている今、インフルエンザの流行や第8波への“備え”を進めていく考えです。
(三愛メディカルセンター秦圭治さん)「発熱した患者が増えだしたような兆しもあるので、第8波が来るであろうと予想したうえで備えていくことが重要」
県によりますと、これまでのところ全数把握の簡素化によるトラブルはないということです。