こうして立ち上がったのが「ねぎ産出額100億円プロジェクト」。大台に乗せるため、2021年度からの3年間で集中投資する計画です。

豊後高田市と由布市でネギを栽培する板清良文さん。プロジェクトに参加して由布市の農地を50アール拡大させることに成功しました。

(ネギ農家・板清良文さん)「夏場になると砂地なので非常に地温が上がる。山の方に行くとそんなに地温が上がらず、夏の栽培に適しています」

プロジェクトでは耕作放棄地など222ヘクタールの農地を確保。土壌の改良や獣害対策などの費用を補助して、拡大を希望する既存の農家と新規就農者の間でマッチングを進めました。

その結果、2023年度の作付面積は、プロジェクト前から227ヘクタール増えて1200ヘクタールに。収穫量も4400トン増えて2万1800トンとなり、産出額101億円を達成しました。

(ネギ農家・板清良文さん)「大分県一丸となって白ネギを推し進めている中で、たくさんの人に作ってもらえるのは心強い。もっと盛り上がっていけるという感じがあっていいですね」