指導士の負担軽減などを図るため、県警は去年11月、初めて直轄犬を導入。全国では警視庁と大阪府警が直轄犬のみで運用。18の県警が嘱託警察犬です。大分を含む半数以上の27の道府県警が両方を導入しています。

県警鑑識課 松尾淳鑑識指導官:
「直轄警察犬は24時間の現場臨場の対応ができます。県民のみなさんの安全安心を守れる活躍ができるよう育ってほしいと期待しているので、県警あげて訓練を積んで活躍させていきたい」

生後数か月間、福岡の民間の指導士に育てられたアロー号とロッキー号。基礎的なトレーニングを受け、3か月前に大分にやって来きました。現在は実践的な訓練を重ねています。

去年11月から始めた足跡追及訓練では、においをたよりに足跡をたどって遺留品のプラスチック片を探します。また行方不明者の捜索では、元気よく吠えて発見したことを知らせます。

県警鑑識課 三重野剛是巡査長:
「少しずつ成長していって、将来的には現場で活躍ができるようにこれからも頑張っていきます」

想定以上のスピードでレベルアップし、警察犬としてのスキルを身に付けつつあるアロー号とロッキー号。現場で活動する2頭の姿を見る日もそう遠くないかもしれません。