新春恒例の乾しいたけの初入札会が16日行われ、最高値は、去年より安い1キロあたり1万6000円で取り引きされました。

大分市の県椎茸農協で行われている今年の初入札会には去年の同じ時期よりも2トン少ないおよそ12.6トンが出品されました。

出品された乾しいたけは春に収穫される「春子」と秋に収穫される「秋子」となっていて、2024年度は高温や雨の影響で不作の傾向となっています。

34の商社が参加した初入札会では最初に5箱が初競りにかけられ、最高値は1キロあたり1万6000円で去年より2000円安く取り引きされました。

(県椎茸農業協同組合・青野浩志組合長)「乾しいたけは戻すことによって非常に栄養価が高くなりますし、何といってもうまみがあります。消費者のみなさんに味わっていただいて、大分のブランドを全国に発信してもらいたい」

県椎茸農協では2024年度の集荷量について、およそ280トンを見込んでいます。