異例の先送りとなっていた大分県農協の経営管理委員会の役員改選について、事実上のトップを務める壁村雄吉氏を含めた人事案が、12月に開かれる臨時総代会で提案されることがわかりました。

県農協全体の運営方針を決める経営管理委員会の次期体制案については、壁村氏の選出などをめぐって紛糾し、異例の先送りされた状態が続いていました。

新体制は決まらず現在、壁村氏を含む前の経営管理委員が職務執行者を務めています。こうした中、候補を選ぶ推薦会議が開かれ、壁村氏から「来年6月末で辞任するのでそれまで会長を続けたい」という申し出があり、協議の結果、決議されました。

この人事案は25日の臨時の総代会で提案されます。

推薦会議の一部の委員が壁村氏の職務執行停止を求める仮処分を大分地裁に申し立てていますが、今後取り下げる予定ということです。