弁護人:被害者の小柳さんが事故後に亡くなった時間は知っていますか?
元少年:
「10日になってから」
弁護人:事故後、何時間ですか?
元少年:
「正確にはわかりません」
弁護人:けがの程度は知っていますか?
元少年:
「骨盤骨折。出血性ショックで亡くなりました。開放骨折も左首にありました」
弁護人:ほかには?
元少年:
「思い出せません。」
弁護人:全身に裂創もありました。どうやってけがをしたと思いますか?
元少年:
「自分の車が相手にぶつかり、被害者が投げ出された後、道路に打ち付けられたと聞きました」
弁護人:生年月日や亡くなられた時間などがわからないのに、被害者の苦しみを考えることはできたと思いますか?
元少年:
「まだまだ足りていません」
弁護人:194キロの速度という高速度の危険性はわからない?
元少年:
「当時の自分は甘かったと思います」