環境改善に向けて、県水泳連盟は今年度から新たな屋内プールの建設を求める署名活動をスタート。特別委員会を設置し、30万人の署名を目標に掲げています。
県水泳連盟 清田哲也委員長:
「まだまだ私たち自身もお願いしきれていない部分があるので、1人でも多くの協力をいただけるようとにかく回りたい」
5日は、水泳連盟の役員や高校生ボランティアが大分市中心部で初めての街頭活動を実施し、署名を呼びかけました。

一方、県内の水泳界が本格的に要望活動に動き出したことについて、佐藤知事は一定の理解を示しています。
佐藤知事:
「スポーツ施設をきちんと整備していくことは、すごく大切なことだと思います。より誇れるまちづくりにつなげていくためには大変重要で、議論していく必要があります」

関係者によりますと、実は平松県政時代に大分国体に向けて、大分スポーツ公園内に屋内プールを建設する計画が進んでいたといいます。それが次の広瀬県政で立ち消えになった経緯があるため、水泳界には諦めきれない思いがあります。
県水泳連盟 嶋幸一会長:
「長らく屋内の50メートルプールを大分県にもほしいという強い思いを持っている。署名を集めた上でこのプール建設をしっかり目指して活動を続け、多くの人に理解をしてもらうということが大事だと思っています」
熱中症のリスクと地域間ハンデの解消に欠かせない屋内プール。県内の水泳界が一丸となって機運を高められるかが設置に向けた焦点の一つとなります。