ビデオ電話で警察手帳を提示 顔出しも
かかってきたビデオ電話を取ると相手の男は兵庫県警を名乗り警察手帳を提示しました。
(男性)「相手の男は、最初に警察手帳を見せました。次に顔を出すと、40代くらいで白い半袖シャツ、頭髪はスポーツ刈りで浅黒く、一見して刑事というような顔をしていました」

そして、男は「取り調べのために口座を凍結しなければいけない。現金を警察指定の口座に移動させましょう」と提案したといいます。1回の電話は長いものもあれば短いものもあったということで、長い時は1時間12分にわたり、通話しました。
その後、男性は何度か男と通話を繰り返し、現金312万円を振り込みましたが、何回かのやり取りの後、男が「チェックが難航している。全額口座に入れてください」と言われたことに、「おかしい」と思い、警察に相談し詐欺の被害にあったことが分かりました。
(男性)「よくもまあという思い、上手いというか、違和感がなかった。仕事人間でしたので、家族サービスや妻に何にもやっていなかった。だから、新婚旅行で行ったフィジーにもう1回行こうかと思っていた」
日頃から特殊詐欺のニュースなどを見ていたという男性。「自分はだまされないと思っていた」と話します。改めてなぜ、だまされてしまったのかを聞くとー