映画『ガチ星』の主演を務めた俳優の安部賢一さん(51)。地元・大分市で役者の傍ら、コーヒー店の経営や米作りに挑戦する“三刀流”に取り組んでいます。挫折から様々な出会いを経て、50歳を超えた今も多方面で活躍する安部さんの思いに迫ります。

安部さんは今年4月、大分市稙田地区にキッチントレーラー形式のコーヒー専門店「kibou coffee」をオープン。ハンドドリップで特別な一杯を提供しています。

安部賢一さん:
「もともとコーヒーが好きで、いつかはカフェをやってみたいというのがあって、週末は多くの人に足を運んでもらい反響はあります」

俳優としても活動を続けていて、去年は、斎藤工監督の短編映画『縁石』にも出演しました。この作品は、別府市を舞台に、人生に疲れた中年男性が希望を取り戻す物語で、安部さんが主演を務めました。

当時の上映会では、「地方でできることはたくさんあると思うし、映画を通じて皆さんにたくさんのことを発信していきたい」とあいさつ。映画による地域活性化の可能性に言及していました。