秋の到来を告げる大分県産露地ミカン「おおいた早生」の初競りが8日、大分市公設地方卸売市場で行われました。
大分県オリジナルの極早生温州ミカン「おおいた早生」は杵築市や津久見市を中心に栽培され、9月に露地ものの出荷シーズンを迎えます。
大分市の市場で行われた初競りでは、およそ3トンが競りにかけられ、1キロあたり平均371円と例年より高い価格で取り引きされました。今年は高温で雨が少なく生育環境は厳しかったものの、甘さと酸味のバランスがとれた味に仕上がったということです。
(県柑橘研究会・木村房雄会長)「ぜひ消費者の皆さんには秋の味覚を感じていただきたい。ほんのり酸がありながら秋を十二分に感じられるものに出来上がっています」
「おおいた早生」は10月上旬にかけ九州や関東を中心におよそ200トンの出荷が見込まれています。