自転車のヘルメット着用率について、警察庁の全国調査で最も高かったのは「愛媛」で、次いで「大分」などとなっています。
努力義務化されている自転車のヘルメットの着用状況について、警察庁は7月に全国調査を実施しました。
その結果、「大分」の着用率は48.3%で、2年連続で全国2番目の高さとなりました。内訳は、小中高校生が71.3%と高い一方、一般が24.2%にとどまっています。
全国で最も高かったのは「愛媛」の69.3%。「大分」に次いで、「群馬」が40.4%でした。
着用率が最も低かったのは、「大阪」で5.5%、次いで「千葉」が6.5%、「兵庫」が7.7%などとなっています。

大分県内で去年1年間に発生した自転車の人身事故は295件で、このうち約6割以上の184人がヘルメットを着用していませんでした。
自転車のヘルメット着用は、秋の全国交通安全運動の重点項目にもなっていて、県警は「啓発活動などに取り組み県民の意識を高めていきたい」としています。