台風の接近に伴い土砂災害や河川のはん濫、浸水の恐れがある地域では避難指示が出されています。

国土交通省がカメラで監視している大分川の午前9時の様子では、川の水位が大きく上昇しています。国土交通省は29日朝、大分川が警戒レベル4の「はん濫危険水位」に達したと発表。川からいつ水があふれだしてもおかしくない危険な状況としています。

大分川(大分市光吉付近)

また、大分川水系の賀来川も「はん濫危険水位」に達しています。

これを受けて、大分市は大分川洪水浸水想定区域に避難指示を発表し、安全な場所へ避難するよう求めています。また、水位の上昇が続けば排水ポンプ場を停止するとしています。

各地で河川の氾濫や土砂災害の危険度が高まっています。由布市は湯布院町の宮川がはん濫したとして、周辺の住民に警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表。そのほか全域に避難指示を出しています。

午前9時時点で警戒レベル4の避難指示が出されている地域は次の通りです。中津市・日田市の天瀬地域佐伯市・臼杵市・津久見市・豊後高田市・杵築市・宇佐市・豊後大野市・由布市・国東市・日出町・九重町・玖珠町です。

このほか、警戒レベル3の高齢者等避難が発表されている地域もあります。今後も自治体からの避難情報に注意をしてください。