25日夜開票された大分県日出町の町長選挙で前の日出町議の安部徹也さんが初当選を果たしました。安部さんは計画が進むイスラム教の土葬墓地について見直しを訴えています。
任期満了に伴う日出町長選挙は新人で前日出町議の安部徹也さん(56)が8037票を獲得し、現職の本田博文さん(71)に3500票以上の差をつけて初当選しました。選挙戦で安部さんはふるさと納税の拡大や子育て支援の充実などを掲げてきました。

(初当選の安部徹也さん)「しっかりと町民の皆様の期待を裏切ることなく、子どもたちがこの日出町を日本一誇れる街にしていこうじゃありませんか」
一方で町内で賛否の分かれているイスラム教の土葬墓地計画についてはかねてから見直しを訴えていて、当選を決めた25日夜も改めて反対する意向を示しました。
(安部徹也さん)「この土葬墓地については、これまでの姿勢と同じように日出町には土葬墓地は必要ない、大規模な土葬墓地は必要ないということで、反対の姿勢を貫きたい」
今回の日出町長選挙の投票率は54.66%で前回の4年前を1.04ポイント下回りました。