15日は終戦の日です。戦争の爪痕が多く残る大分県宇佐市で歴史を伝える市民団体の活動や行政の取り組みについてお伝えします。
かつて海軍航空隊が置かれた宇佐市。市の平和資料館には実物大の零戦の模型をはじめ特攻隊員の備品や彼らの日常を切り取った写真が展示されています。
(高校2年生)「自分と同じ年の人たちが船に向かって突っ込んだり、自分が死ねと言われるのは怖いですね」
太平洋戦争の遺構が多く残るこの宇佐市で当時の暮らしや記録を伝える団体があります。
(豊の国宇佐市塾・平田崇英塾頭)「『国防婦人会』。こういうのを立てて、兵隊さんが来たらお茶が飲める。当時のものですから、なかなか貴重なものだと思います」
35年前から戦争資料の掘り起こし活動
豊の国宇佐市塾は35年程前から戦争の写真や備品など当時の生活を伝える史料を掘り起こす活動を続けています。現在では全国から遺書や貴重な書籍などが数多く寄せられています。
(平田崇英塾頭)「いろいろと私がやっていると知って、いろいろと頂ける。『自分が持っていてもしょうがないから』と私に預けようとね」
活動の中で全国的にも少ない取り組みが映像の解析です。アメリカ国立公文書館から入手した空襲映像の日時や場所を特定し、当時の米軍の報告書と一致するか確認します。






















