畳表の原料となる、大分県国東市の特産品、七島イの収穫作業が厳しい暑さの中、連日行われています。
七島イは古くから畳表の原料として使用されていて、現在、国内で唯一、国東市安岐町で6軒の農家が栽培しています。このうち、松原正さんの田んぼでは7月30日から収穫が始まり、早朝や夕方に3時間作業を行っています。

茎が太く、皮も厚い七島イは江戸時代から続く専用の鎌を使って刈ります。暑さを好む植物ですが、記録的な猛暑となっているこの夏の作業は例年にも増して厳しいということです。
(七島イ生産農家・松原正さん)「普通、朝は七島イもびっしり露が付いていて服が濡れるんですけど、今年はそれが少ないんですよ。暑いのはいいけど、たまに夕立でも来てくれたら一番いいんですけどね」
収穫した七島イは茎を2本に割いて乾燥させます。刈り取り作業は9月中旬まで続きます。