小学生ショック…全中に代わる大会を

小学校ハンドボールの全国大会に男女合わせて17回出場した下郡ハンドボールスポーツ少年団。3年後に中学3年生となる児童もショックを隠せません。

(小学6年生)「初めて聞きました、ショックです。中学校最後なのになくなっちゃうのはちょっと寂しい」「ユーチューブを見て知りました。なくなるんだーやばいなって思いました。ハンドがもうできなくなって交流戦くらいしかなくなるんじゃないかと思うと心が残念です。なくさずに続けてほしい」

大分県内の中学校でハンドボール部があるのは男子7校、女子6校。設置率(県中体連加盟校118校)は男女ともに約5%です。夏の全国大会は全中とクラブカップもありますが、地域クラブは県内に2チームだけです。

古谷裕邦総監督

下郡ハンドボールスポーツ少年団総監督 古谷裕邦さん:
「全中に行きたいという目標が急になくなった状態で、小学生なので感情を表に出さないけど、モヤモヤしている気持ちがあると感じています。時代の流れだろうなと思いますが、全中に代わる大会を急いで立ち上げてくれれば、子どもも目標ができるし、それが一番大事だと思う」

日本ハンドボール協会は、中体連へ再検討を要請するとともに、協会主催での開催も検討を進め、夏の全国大会は必ず開催したいとしています。

部活動の地域移行を進める中で唐突に示された全中の規模縮小。競技に励む子どもたちのために空白期間が生まれないよう対応が求められます。