咽頭炎を引き起こす「溶連菌」や、感染性胃腸炎の流行が続いていることから、大分は感染予防策の継続を呼びかけています。

県によりますと、6月9日までの1週間に確認された溶連菌の患者数は、1医療機関あたり6.75人でした。前の週より減少したものの、依然として7年ぶりの流行が続いています。

保健所別にみた1医療機関あたりの患者数は、南部が10.33人と最も多く、東部が9.43人、大分市が7.82人などとなっています。

一方、感染性胃腸炎の患者数は前の週より増加し、季節外れの流行が続いています。保健所別では東部が26.71人、大分市が26.64人と、患者数が目立つ一方で、豊肥や西部では1人に満たず、感染状況に地域差がみられます。

このほか、手足口病の警報も継続されています。県は様々な感染症の予防に向けて石鹸での手洗いや室内の換気といった対策を呼びかけています。