客による理不尽な要求や言動=カスタマーハラスメントが社会問題となっています。この「カスハラ」にどう対処すればよいのか――特に深刻化する運輸業の現場を取材しました。

“カスハラ”様々な業種で問題視

厚労省の動画より、サービス業・小売業で起きた事例(買い物会計レジ)です。

厚労省の動画より

客)「あんた本当に鈍いな。頭悪いんじゃないの?」
店)「すいません」
客)(手でカウンター叩き)「この役立たずが。客に向かって何だその態度は。人を散々待たせておいて」
店)「すいません」
客)「こっちはお客様だぞ。だいたいこの店サービスがなってないんだよな。この間の覚えている?タバコ銘柄間違えたよね」
店)「申し訳ありません」
客)「何年目なの」

客の立場を利用して理不尽なクレームをつけたり、暴言を吐いたりする迷惑行為「カスハラ」。サービス業をはじめ、様々な業種で問題視されています。

こうした経験があるのか街の人に聞いてみました。

(飲食店アルバイト)「土日とか待ち時間が多いので怒ってくる客がちらほらいる」

(接客業)「お客さんと解決には向かおうとするけど、説明しきれなかったら責任者を呼ぶ」

(飲食店アルバイト)「私たちも一人の人間だから、そこも考えてほしいなとは思う」