新型コロナの5類引き下げ以降初めて迎えた年末年始です。

新幹線『かもめ』は多くの帰省客らを乗せてJR長崎駅に到着しました。

福岡から帰省:「2年ぶりです」
(記者)「おじいちゃん、おばあちゃんに会えてどうですか?」
福岡から帰省:「嬉しいです」

(記者)「おじいちゃん、おばあちゃんと何したいですか?」
東京から帰省:
「サッカー」
「野母崎に、母の還暦祝いで家族で旅行しようかなと」

雲仙市千々石町の橘神社では、48本の竹を使った高さおよそ13メートルの大門松が完成しました。

大村市からの参拝客:
「来年も新しい家族が増えるので、父親として一家の大黒柱として頑張っていこうかなと」
記者:「こんな大きな大黒柱にならないといけませんね」
参拝客:「そうですね。あははは」

諏訪神社 年末恒例の大鏡餅の餅つき。

大みそか。年越しそばを食べる二人連れ、2024年はどんな年に──?

客:
「1月に孫が3人目産まれるんですけど、健康に生まれて欲しいのと、皆が健康だったらそれでいいです」

辰年に当たる12年に1度しかない特別な奉納です。

長崎市の諏訪神社では、1月1日の午前0時に長崎くんちの踊町、籠町による龍踊が披露され、集まった1,000人以上から大きな歓声が上がりました。

参拝客:
「ちょうど帰って来てよかったです。福岡にいるので」
「楽しかったね」

参拝客:
「年女なので(龍踊が)見られて嬉しかったです。社会人2年目で、後輩が初めてできるので先輩らしくできるように頑張ります」

2024年、元旦。
今年は天候に恵まれ穏やかな初日の出となりました。

長崎市の稲佐山の山頂展望台には、たくさんの笑顔が溢れました。

(自撮りする若者たち)「ハッピーニューイヤー!」

大学一年生:「元気に楽しく明るく、幸せいっぱいの一年にします」

家族連れ:「家族仲良く過ごせる一年にしたいです」

「自分の直感を信じて、最高な一年にして、楽しんで行きたいと思います。頑張るぞー」

元旦のニューイヤー駅伝 in ぐんま(第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会。群馬県庁発着の7区間100km)に長崎市の三菱重工マラソン部(前回4位)が出場しました。

実況「5位争いになりますが、まず的野が出た!」

7区のアンカー的野選手が5位でゴール。三菱重工は4年連続入賞です。

核廃絶と平和な世界を求める『正月座り込み』は今年で23回目。被爆者や高校生ら過去最多の81人が参加しました。

被爆者 山川剛さん:
「人はなぜ戦争をするのかというこの難しいテーマに、それぞれの人が議論を巻き起こすという。それができればなと思っています」

各地で戦争・紛争が続く中迎えた被爆79年──

1月1日午後4時10分ごろ、石川県の能登半島で地震が発生し、最大震度7を観測しました。

この影響で壱岐・対馬には津波注意報が出され、対馬市比田勝で最大30センチ、壱岐市郷ノ浦港で最大20センチの津波が観測されました。

また2日午後5時50分頃には東京、羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、海上保安庁の職員5人が死亡しました。

この事故の影響で長崎空港でも長崎と羽田を結ぶ便で欠航や遅れが出ました。

羽田→長崎便に搭乗:
「帰省からの帰りです。ちょっと心配でしたけれど幸い飛行機も無事飛んだんで」「ちょっと遅れました。30分ほどね」

長崎空港では4日も長崎と羽田を結ぶ便に欠航や遅れが出ていて、影響が長引いています。

初詣では長崎から被災地に思いを寄せる人も──

母娘:
「地震があったり、戦争とかあったりしているので、一人でも多くの人が笑顔になればいいなという思いで(参拝しました)」

家族連れ:
「家族の健康とこの子の成長を願いました」

「ことし一年楽しく過ごせますように」

「健康で」

「おみくじひくと大吉ばっか出る。おもちがいっぱい食べられるように」

地震や事故のニュースが飛び込んだ2024年の始まり。
1日も早い復興と皆さんにとって穏やかな1年になることを祈っています。