国際クルーズ船に爆弾が仕掛けられ、爆発した想定で海上保安部や警察などによるテロ対策訓練が、12日、長崎港で行われました。

海上保安部や警察、消防など関係機関の連携強化を目的に毎年行われている訓練。ことしは「松が枝埠頭のクルーズ船にテロリストが爆弾を仕掛けた」という想定で行われました。

訓練では、爆発に伴う消火活動や、乗客らの避難誘導、けが人の救出作業のほか
海上保安官がテロリストを制圧する手順などが確認されました。

長崎海上保安部 本野勝則 部長:
「テロは起こさないというのが原則だと思っています。ただ、もし起こった場合にしっかりと対応しないと甚大な被害が出てしまうというところありますので、こういう訓練を通じて能力の強化を図っていくと」

参加した関係機関は、今回の訓練の検証を重ねながらテロ対策の強化に取り組むことにしています。