ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る昭和30年代の貴重な映像の一コマです。

日本で初めてボウリングが行われたのは、江戸時代の文久元年(1861)年に、
長崎市大浦の外国人居留地内で 外国人向けに作られた「インターナショナル・ボウリング・サロン」だといわれています。

日本で本格的にボウリングがブームとなったのは、戦後になってからです。
アメリカ文化の流入と共に、1952(昭和27)年に、東京に初のボウリング場が完成し、その後急速に全国に広がっていきました。

では、ボウリング発祥の地、長崎県に、戦後、ボウリング場が登場したのはいつでしょうか?

それは今から60年以上前の1962(昭和37)年11月の佐世保でした。

アメリカ軍関係者が、閉館した映画館「国際映劇」の建物を買いうけて改造し、ボウリング場としてオープンしたのです。

佐世保市湊町に完成した「ボーリングセンター」は、九州で2番目、長崎県内で初のボウリング場でした。
当時、アメリカではボウリングが人気を集めていて、基地の町・佐世保にも本国の“流行り”が持ち込まれた形となりました。

開館当日は佐世保市民100人が招待され、新たなレジャースポーツに挑戦していました。

プロの指導のもと、市民たちが慣れない手つきで初めてのボウリングを楽しみました。

中には大きくファールラインを飛び出してしまう人も!

ちなみに料金は、当時1ゲーム200円、貸し靴代は50円でした。

その後、昭和40年代半ばには 空前のボウリングブームが到来。長崎県内のボウリング場は、40店舗を超えました。

このボウリング場があった場所は、今は駐車場(セントラルみなと)になっています。

放送局が撮影した 長崎の映像を配信している“ユウガク”より