九州西方海上で訓練飛行中だった海上自衛隊のヘリコプターが、後部ローターの異状を報せる警告灯がついたため、長崎市神ノ島にある場外離着陸場に着陸しました。

警告灯が点き長崎市神ノ島に着陸したのは、海上自衛隊 第22航空群所属の哨戒ヘリコプター SH-60K (8434号機)です。

哨戒機SH-60K 同型機(海上自衛隊のHPより)

海上自衛隊第22航空群によりますと、このヘリコプターは12日午前9時1分、訓練のため、長崎県大村市の大村航空基地を離陸し、九州西方海上を飛行していましたが、飛び立って約1時間後、機内で後部ローターのギアボックスに金屑が発生したことを報せる警告灯が点きました。

訓練計画では大村航空基地に戻る予定でしたが、予防的措置として午前10時18分、緊急時の場外離着陸場となっている長崎県長崎市神ノ島のグラウンドに着陸しました。
このヘリコプターには自衛官4人が搭乗していましたが、ケガなどはないということです。

哨戒機SH-60K 同型機(海上自衛隊のHPより)

現在、自衛隊ではヘリコプターの点検など安全確認を行っています。

この着陸による民家などへの被害は確認されていないということです。