8日から長崎市で開かれている核兵器のない世界に向けた国際賢人会議は、9日午前2日目の議論が始まりました。
午後の閉会セッションには岸田総理大臣も参加し『核兵器のない世界を目指す決意』を改めて表明することになっています。

国際賢人会議(8日)

国際賢人会議は核兵器国と非核兵器国双方の有識者が集まり、それぞれの国の立場を超え『核兵器のない世界への具体的方策を議論』する場として、去年、岸田総理が立ち上げました。

国際賢人会議(8日)

アメリカやロシア、中国などの核兵器保有国の有識者ら15人が委員をつとめており、今回、長崎市で開かれているのは広島と東京に続く3回目の会合です。

会議の座長を務める熊本県立大学・白石隆理事長は8日、初日の議論を終えて取材に応じ、核兵器の問題に対する──
・安全保障環境の変化がもたらす影響
・AIなどの新興技術が与える影響
・道徳的・倫理的にこの問題をどう捉えるか
 ──という3点を柱に議論していく方向性を確認した と説明しました。

会議は9日午後までで閉会セッションには岸田総理大臣も参加しスピーチすることになっています。