西九州新幹線の未整備区間を巡り、佐賀県の山口祥義知事が「佐賀空港と連携するルートを評価している」とされていることについて、長崎県の大石賢吾知事は「フル規格での全線開通にむけ協議が前に進むことを期待する」と述べました。

西九州九州新幹線の未整備区間を巡っては、国と佐賀県の協議が続く中、佐賀県の山口知事が9月の県議会で、佐賀空港との連携を図る『南回りルート』について「一考に値する」と発言しています。

これを受けて長崎県の大石知事はフル規格の重要性を述べたうえで協議の進展に期待を示しました。

大石賢吾 長崎県知事:
「ルートそのもの自体については佐賀県内のことですので 具体的なコメントは差し控えたいと思いますけど、長崎県はこれまでフル規格で全線開通を望むといったことで、この協議が前に進むことを期待をしているところです」

また、県は今月27日に開会する県議会で、子牛価格の下落で経営が圧迫される繁殖農家への緊急支援事業や、石木ダムの関係住民の生活再建にむけた新たな基金の設立事業などを盛り込んだ総額およそ19億円の一般会計補正予算案を提案すると発表しました。