13日未明、長崎市で大型トレーラーが橋の欄干を突き破る事故があり、運転手の行方が分からなくなりました。付近の海上で男性の遺体が発見され、警察が事故との関連を調べています。

事故があったのは長崎市の女神大橋で、13日の午前3時頃、付近を通った車から「大型トレーラーと乗用車が衝突したようだ」と警察に通報がありました。警察によりますと、この事故で、大型トレーラーは橋の欄干を突き破り、フロントガラスが割れ、運転手の行方が分からなくなりました。長崎海上保安部と消防が巡視艇などで捜索したところ、事故からおよそ1時間半後、橋の近くの海上で、諫早市の50歳のトラック運転手の男性が、うつ伏せの状態で発見され、その後、市内の病院で死亡が確認されました。警察はトレーラー運転手の可能性が高いと見て、身元や死因などを調べています。

一方、乗用車を運転していた20代の男性は長崎市内の病院に搬送され、手当を受けていて、意識はあるということです。

事故現場となった女神大橋は、片側2車線の直線道路で、海上からは65メートルの高さがあります。事故の影響で、女神大橋は、13日の午後8時現在、全面通行止めの交通規制が行われていて、県の道路公社によりますと、14日の午前7時頃、規制は解除される予定だということです。