日本のEEZ内で中国の軍艦が出した音波に当たりダイバーが負傷したと発表されたオーストラリア海軍のフリゲート艦が長崎県佐世保港に入港しています。
佐世保港に入港しているのはオーストラリア海軍のフリゲート艦「HMASトゥーンバ」です。

オーストラリア政府が18日に発表した声明によりますと今月14日、日本のEEZ=排他的経済水域内で北朝鮮の船舶に対する警戒監視活動に当たっていたトゥーンバに対し、中国軍の駆逐艦が接近し音波探知機を作動、海中で作業していた複数のダイバーが音波を浴び軽傷を負ったということです。
オーストラリアのマールズ国防相は「危険な行為」だとして中国政府に対し「深刻な懸念」を表明しています。

トゥーンバは、北朝鮮による違法な洋上での取引「瀬取り」を監視するため10月から日本近海で展開しており11月15日から長崎県佐世保港に入港しています。