長崎産の食材の新たな活用法を探ろうと県内のレストランのシェフなどが世界的な料理人にアイデアを学ぶイベント「素材の勉強会 ~長崎県内食材の理解と料理技術の向上~」が13日、長崎県諫早市で開かれました。

楽・食・健・美―KUROMORI―(仙台)の黒森洋司オーナーシェフ:
「皆さんの食材を見させていただいて、ものすごくモチベーションの高い食材が多い」

使うのは県産の野菜や魚介など10種類です。
県内のレストランのシェフに県産の食材の魅力を再発見してもらい、活用法を広げようと県が開いた勉強会。

講師は有名人も多く通う中華の一流シェフです。

黒森洋司シェフ:
「ケールで水餃子。日本だとキャベツとか白菜がメジャーですけど、具材はけっこう何でもいいんです。
昆布を米のオイルで高速ミキサーをかけてペーストにしたもの(を混ぜると)餃子を割るとグリーンのオイルが出てくると思います」

“大村産のケール”が見た目にも印象的な水餃子になりました。

長崎市の中華料理店 役員:
「めちゃくちゃ美味しかったですよ。緑のオイルを使っていて、それもすごく勉強になるかなと」

黒森洋司シェフが提案した一品には、諫早のブランド豚「諫美豚」の “角煮”を、幻の高来そばの “そばがき”で包んで揚げたものも…。
新食感が楽しめます。

「幻の高木そば」生産者:
「ああいう食べ方は初めて食べたんですね、非常に新鮮な感じもありますし、嬉しいです」

ホテルの調理師:
「長崎のものがやっぱり使えればいいなと。活かせればいいかなと」

参加者は今日のアイデアを店に持ち帰り、県産の食材を使った新たなメニューを考え提供することにしています。