融資総額は 全国 42兆円 “債務過剰”で今年度上半期に333件 倒産

ゼロゼロ融資には『日本政策金融公庫』が実施したものと『民間の金融機関』が実施したものがあります。
通常、企業が金融機関から融資を受けるときは、金融機関が企業の返済できる能力を見極めて、融資を行うかどうかの判断をしますが、コロナ禍で先が見通せないことから、金融機関が融資を行わないと、倒産・廃業が続出することも予想されました。
そこで、政府は3年前、金融機関がためらいなく融資出来る制度を作ったわけです。
融資額の『元本』は信用保証協会が担保し、『利子』については都道府県が支払うという仕組みです。
融資総額は全国で42兆円と言われています。

【住】無担保・無利子で”ゼロゼロ”ということですが、融資ですから、いずれ返済しないといけないということですよね?
【平】民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、ゼロゼロ融資を利用したことで “債務過剰” となり 倒産した企業件数は、全国で今年度上半期に333件と、前年同期比で 44.1%増加したというデータもあります。
【住】融資を受けた企業の倒産件数が、全国的には増えているということですが、長崎県内ではどのくらいの企業が融資を受けているのでしょうか。
【平】県内企業のメインバンクとして最大のシェアを誇る十八親和銀行の担当者に話を聞きました。