原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れを巡り、長崎県対馬市で市民団体などによる反対集会が10日、開かれました。

反対住民 村井 なる枝さん:
「絶対に、この核のごみを対馬に入れてはなりません」

12日から対馬市議会が始まるのを前に開かれた10日の反対集会には、核のごみの最終処分場受け入れに反対する漁業関係者や議員・住民など、合わせて約580人が参加しました。

最終処分場を巡っては、先月、対馬市議会の特別委員会が、選定の第一段階である「文献調査」の受け入れ促進を求める請願を賛成多数で採択。

請願の採決にあたっては「文献調査」だけでなく「処分場の誘致」の是非も含めた採決であることが確認されています。

受け入れ促進の請願は、12日の本会議で改めて採決が行われ、最終的に文献調査に応募するかどうかは、市長が判断することになっています。