長崎市の新たな文化施設について検討している文化振興審議会に25日夜、鈴木長崎市長が出席し、市の計画見直しを巡って会議は紛糾しました。

旧公会堂に代わる文化施設について検討を重ねてきた長崎市の文化振興審議会。
初めて出席した鈴木市長は冒頭…

鈴木史朗 長崎市長:
「6月の議会の時に(新しい文化施設の)設計に関わる補正予算を計上するということで準備していたのですが、今の計画を、もう一度見直してみたい」

文化団体などで作る審議会では、3年近くかけて施設の規模や機能などについて議論を交わしてきました。
しかし、鈴木市長は市のグランドデザインを検討する上で、市役所跡地は 長崎駅周辺と浜町をつなぐ “重要な場所” だとして6月議会に予算計上を見送っていました。

これに対し委員からは「建設場所が変われば基本計画も変更しなければならない」などと不満の声があがりました。

ながさき子ども劇場事務局長 中村 結花 委員:
「正直すごい脱力。また見直すべきだと仰るならなにか根拠をせめて…」

長崎市演劇協会会長 川下 祐司 委員:
「今まで1つの目標に向かって、“文化施設をつくる”ということに対して いろんな意見を言ってまとめてきたが、これからは何を話せばいいのか…」

長崎市民劇場代表幹事 出原 順子 委員:
「場所がまた変われば基本計画が変わってきます。迅速に、迅速にと仰るが、迅速にはできないと思う。
鈴木市長の発言後から、ずっと会員の中から意見が飛び交っているんですよ。3年後の(完成を)待っていたのが まるで白紙に戻された」

市の担当者は「意見をしっかりと受け止め、様々な観点から整理していきたい」と述べるにとどまりました。

長崎市文化振興審議会 堀内 伊吹 会長:
「鈴木市長がどんな風に考えているのかきちんと整理していただいて、審議会の委員に(新たな視点などを示して)目指していく言葉が欲しい」

審議会の次回の日程は未定で、施設整備を巡る今後の動きは不透明な状況となっています。








