市民目線で平和を考える「ながさき平和大集会」が開かれ教育現場で被爆体験の継承に取り組んできた被爆者に賞がおくられました。

市民合唱団として再スタートした新生「ひまわり」の歌声で始まりました。

33回目となる「ながさき平和大集会」は思想や信条官民の枠を超えた市民の集会です。

会の発起人でもある故・秋月 辰一郎医師の名がつけられた「秋月平和賞」は学校現場での被爆体験継承に尽力した元小学校教師山川剛さん(86)に贈られました。

山川さんは「被爆の実相を知らないと平和運動は机上の空論になる。核兵器廃絶は、被爆体験の継承が鍵だと思う」と述べました。

集会では二重被爆者の体験を継承する被爆3世・4世の取り組みが紹介されたほか、子どもたちが戦渦にあるウクライナの愛唱歌をウクライナ語で合唱しました。