九州北部地方では線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続いています。
対馬海峡付近にある梅雨前線は、ゆっくり南下し、2日にかけて九州付近に停滞する見込みです。梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、長崎県では、1日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降り大雨となる見込みです。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
6月29日の降り始めから1日午前5時までの降水量は
諫早で129.0ミリ
長崎市南山手町101.0ミリ
大村で84.0ミリ
長崎市長浦岳82.5ミリ
雲仙岳で75.5ミリなどとなっています。
予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部・北部で70ミリ
五島で50ミリ
壱岐・対馬で20ミリとなっています。
2日午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部・北部で180ミリ
五島で120ミリ
壱岐・対馬で80ミリとなっています。
なお、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える見込みです。
気象台は土砂災害に厳重に警戒するほか低い土地の浸水や河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。