大手紳士服メーカーがこのほど、“防災毛布”を長崎県島原市に寄贈しました。

島原市 古川 隆三郎市長:
「非常に柔らかくて、ちょっと見ると繊維があるんです。これスーツなんだな」
島原市に防災毛布100枚を寄贈したのは『洋服の青山』などを運営する大手紳士服メーカーの青山商事です。

2018年から防災毛布の製造を始めた青山商事。
使われているのは店頭で下取りした“スーツ”です。




工場で裁断されたスーツを、綿の状態に加工したあと、再び糸にして織り上げたのが“防災毛布”です。

青山商事では、SDGsの取り組みを自然災害の支援に役立てようと、各地の自治体に“防災毛布”を寄贈していて、長崎県内では普賢岳災害を経験した島原市が初めてとなります。

青山商事株式会社 山根 康一取締役:
「この雲仙普賢岳の火砕流の災害があってから、いろんなことが進んだというのが非常にあるんだなぁ。ほかの企業様とか人々に広まっていただければ、それは素晴らしいことなのかな」

青山商事では、今後もSDGsの取り組みを続けると共に、多くの企業に活動が広がって欲しいとしています。