長崎大学は、経済学部など一部の学部の移転先として検討していた、長崎市常盤町の県営駐車場について、移転を断念したと19日、発表しました。

長崎大学の「まちなか移転」に関しては、今年2月の長崎サミットにおいて河野 茂学長が、地域への波及効果などを考え『情報データ学部』『経済学部』『多文化社会学部』の3学部を、長崎市常盤地区の駐車場に移転させる計画を発表していました。

長崎大学によりますと、移転の実現性について検討してきたものの、急激な少子化に対応するため、“大学改革”や“教育環境整備”に早急に取り組む必要が出てきたことや、移転にむけた財源確保の見通しが不透明であることなどから、常盤地区駐車場への移転を断念したということです。
大学では“キャンパスの機能再編”や“地域との連携強化”については、引き続き検討を続けていくとしています。