外国人・Uターン・Iターン…どうやって働き手を確保する?
【平】女性の働く環境は整っても、人口流出が止まらない限り、人手不足はなかなか解決しないというのは、今回紹介した統計から見て取れます。
そうした中で注目されるのが“外国人労働者”です。

熟練した技能を有する外国人労働者が取得できる在留資格『特定技能2号』の分野を拡大する議論が行われています。
ただ、制度改正が行われ、これを定着させるにはある程度、時間がかかると思われます。
【住】そうすると、UターンやIターンについて本腰を入れて取り組むことが必要になりますね。

【平】長崎県では、学生や生徒を対象にUIターンの就職費用を補助する制度を設けています。
一方、佐賀県では、学生等に限らず、県外に在住する45歳未満の方に対し、県内企業への就職活動にかかる交通費を支給する制度を設けています。
即戦力になり得る “中堅層”にまで対象を広げているのは、参考になるのではないでしょうか。

いずれにしても大切なのは「働く場所としての長崎の魅力」です。
その魅力のポイントは“仕事の内容”“給料”や”生活環境”だと思いますが、Uターン、Iターンを考えている方々のニーズを捉え、それに対応し、そうした方々に詳細な情報が届くようにすることからではないかと思います。