8月9日の平和祈念式典で長崎市長が世界に発信する「平和宣言」の内容を検討する1回目の起草委員会が27日開かれました。
平和宣言文起草委員会鈴木史朗委員長:「地球と人類を核兵器の脅威から守っていく。そのためには、やはり核兵器の廃絶しかない。被爆地として訴え続ける決意、これを平和宣言文の中で盛り込めていければと」
鈴木市長が委員長となり初めて開かれた起草委員会。今年の委員は、被爆者や平和活動の関係者ら14人で、1回目は、それぞれ宣言文に盛り込むべきと考える内容を発言しました。
広島サミットでの核軍縮についての成果文書「広島ビジョン」に対する意見や、「核問題を自分事として捉えてもらう工夫が必要」などの意見が挙がりました。
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会朝長万左男委員長:「(広島)ビジョンを実現する具体的な政策まで踏み込んで頂きたいということを平和宣言にできたら入れて頂ければと」
ナガサキ・ユース代表団第9期生村上文音さん「核兵器について、いかに主体性を持って考えるか、いかに当事者意識を持って考え続けるか、行動を起こし続けるか」
起草委員会はあと2回開かれ、次回は、各委員の意見をもとに市側が作成する素案が示されます。