リチウムイオン電池の製造装置などをつくる滋賀県の皆藤製作所が長崎市に進出することになり、26日、長崎県と長崎市と調印を交わしました。

世界で初めてリチウムイオン電池用の巻取機をノーベル化学賞の吉野 彰さんと開発した滋賀県の皆藤製作所。

電気自動車の普及などによるリチウムイオン電池の需要の高まりから、長崎市田中町に新工場を建設することになり26日、県、長崎市と調印を交わしました。

35億円あまりをかけおよそ2万2千平方メートルの用地に工場を建設します。

皆藤製作所 皆藤 公輔 代表取締役社長:
「過去にないぐらいの、この先の受注見込みが正直ございます。
そこに対してどれだけ品質を上げて、私たちのユーザーさんを支援できるか、ここをしっかり支援することによって “脱炭素”っていうのもやっぱり支援できると思うんです」

新工場は、来年秋ごろ完成予定で、皆藤製作所では、5年間で35人の地元雇用を計画しているということです。