思い起こそう長崎大水害「空から見た爪痕」2回目は東長崎地区です。

空撮映像は街全体が川となった被害の全容をとらえていました。
長崎市中心部から直線距離で東におよそ8キロ、東長崎地区では八郎川を中心とした谷のなかに市街地が広がっています。

40年前の長崎大水害ではこの谷全体が川になりました。
洪水の水位が2メートル50センチに達したところもありました。

取材ヘリが撮影したのは、大水害2日後の1982年7月25日。

長崎市の東長崎支所など施設周りの道路や地面は土砂が積もったままで、濁った八郎川と同じ色をしています。

東長崎地区では被害の状況が外部にすぐには伝わらず、幹線道路も寸断されたため救援が到着するまで時間を要しました。
一時的に巨大な孤立集落になっていたのです。


復旧作業は道路をふさいでいた流木や車を撤去することから始まります。
影響を受けていないものを見つけることが難しいほど、被害は広く深く広がっていました。


記録的な雨に遭遇し、変わってしまった街の姿です。

川の中には流されてきた車の残骸が散乱していました。
あの日、この街全体を川に変えた "濁流の凄まじさ" を物語る光景です。