5日朝、クルーズ船・ダイヤモンドプリンセスが長崎に入港する際、水先案内人の男性がボートからダイヤモンドプリンセスに乗り損ねて、海に転落し 死亡しました。
亡くなったのは、横浜市の水先案内人、大須賀 祥浩さん(69)です。

水先案内人は水先人やパイロットとも呼ばれ、入港する船舶に縄ばしごなどを使って乗り込み、水路を案内する入港に欠かせない存在です。

5日午前5時半頃、大須賀さんは長崎市の伊王島 真鼻から北西におよそ4キロメートルの海上で、長崎に入港するクルーズ船 ダイヤモンドプリンセスに、乗ってきたボートから乗り移る際、海に転落したということです。
大須賀さんはダイヤモンドプリンセスの救命艇によって救助されましたが、およそ2時間後、死亡が確認されました。
亡くなった69歳の大須賀さんは 水先案内人として15年以上の経験がありました。
また、事故当時、海上は穏やかだったということです。
海上保安部では、当時の状況や事故の原因をくわしく調べています。