5日はこどもの日、長崎市の電器店では地域の人が使わなくなった鯉のぼりを譲り受け、揚げる取り組みを続けています。

子どもたち:「すごーい」

青空に舞う鯉のぼりは、子どもたちの健やかな成長を願って揚げられています。

長崎市西部の福田地区。

鯉のぼりを揚げているのは地元の安心電気。
家電の販売をはじめ、リフォームや太陽光発電など幅広く手掛ける 地域密着の電器店です。

安心電気 岡村 諭拓 店長:
「新社屋を建設した際に、福田に鯉のぼりが揚がっていないということで、お客様の方から『鯉のぼりを揚げてほしい』ということでお話をいただきまして。
お客様(から譲り受けたもの)だったり、自宅にあった鯉のぼりを揚げたのがきっかけです」

この日は近くのこども園の園児たちが訪ねてきました。
子どもたちと一緒に鯉のぼりを揚げます。

安心電気では、これまでに100匹以上譲り受けていて、今年は地域から集まった鯉のぼりのうち30匹を揚げています。

地元の人たちとこどもたちにとって欠かせないイベントとなっています。

子ども:
「カメラだ。ヤッホー」
「うろこがいっぱい見えました」
「楽しかった」

岡村店長:
「毎年の恒例イベントとして今15年間続いていますので、これをどんどん増やしていって、まだ眠っている鯉のぼりがあると思うので、そういうのも集めながらどんどん大きく揚げていきたいなと思います」

地域の人たちの思いがこもった鯉のぼりは、のびのびと福田の青空を泳いでいます。