長崎の伝統行事「ペーロン」を、人手不足の中でも継承しようと生まれた8人乗りの「リトルペーロン」を楽しむ催しが、4月30日、長崎県の長与町で開かれました。

30人乗りのペーロンを、8人乗りに小型化したリトルペーロン。より多くの人にペーロンに親しんでもらおうと、長与町のチームの選手らが発案しました。今年で3回目となった大会には、県内外から20チームが参加し、通常の3分の1、およそ400メートルで競いました。


野母崎チーム:「(新型コロナの影響で)しばらくペーロン(大会)がなかったから、他のチームと競るということがなかなかなかったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです」

野母崎チーム:「GW一番の思い出です」「ハハハ、まだ始まったばっかりね」

全日本リトルペーロン協会・前田義人会長:「各地区選手不足だったり、漕ぎ手不足だったりで、地区大会の継続が難しいというところが多いんですけど、気軽にチーム編成できて、気軽に楽しめるようになっていますので、そういうところが魅力ですね」

人数が少ない分、真っすぐ進む安定感などが勝敗を分けるというリトルペーロン。初心者や女性のレースでも熱戦が繰り広げられました。