23日投票が行われた長崎市と佐世保市の市長選挙は、鈴木 史朗さんと宮島 大典さんが当選しました。

長崎市長選挙に当選した鈴木 史朗さんは、地元出身の55歳。

国家公務員として31年間、観光や交通などの中央行政に携わった経験と人脈を活かし、長崎市の課題解決に取り組むと立候補しました。

選挙戦では、鈴木さんが持つ「国とのパイプ」への期待を理由に、現職の田上市長が支援したほか、800を超える企業・団体からも推薦を受け組織戦を展開。
16年ぶりとなる新市長の座を勝ち取りました。

鈴木 史朗さん:
「貴重な一票を投じて下さいました市民の皆さま方、本当にありがとうございました」

一方、組織に頼る選挙戦に異議を唱え、対面やSNSなどのつながりで市政刷新を訴えた赤木さんは、一歩及びませんでした。

赤木 幸仁さん:
「大変申し訳なく思っておりますし、悔しい思いでいっぱいであります。組織団体の力は物凄かったなと思っています」

同じく、16年ぶりのリーダー交代となった佐世保市長選挙は、前県議会議員の宮島 大典さんが自民党推薦の橋之口 裕太さんをかわし、当選しました。

長崎市長選 開票率 100%

【当】鈴木 史朗(無所属・新)…65,520
   赤木 幸仁(無所属・新)…54,995
   原 拓也(無所属・新)…24,428
   吉富 博久(無所属・新)…8,878

佐世保市長選 開票率 100%

【当】宮島 大典(無所属・新)…54,073
   橋之口 裕太(無所属・新)…43,525
   田中 隆治(無所属・新)…4,376

長崎市長選の投票率は47.18%で、4年前の選挙を0.15ポイント下回りました。