4年ぶりの開催となる長崎市諏訪神社の秋の大祭、長崎くんち 奉納踊 ──今年の踊町が19日、発表されました。

今年は6カ町が出演します。
長崎商工会議所で行われた踊町の発表には、令和5年の踊町 6カ町の代表が勢ぞろいしました。

万屋通り町会 藤野 為信 会長:
「市民の皆さんにお待たせしました(とお伝えしたい)」

新型コロナの影響や諏訪神社内を巡る問題などで見送られてきた長崎くんちの奉納踊は4年ぶりの開催です。

桶屋町自治会 白山 光男 副会長:
「町が一体となってですね、立派に務めたいと思います」


からくり仕掛けの傘鉾が目を引く桶屋町は、藤間流の踊り子たちが艶やかな『本踊』を披露します。


栄町は『阿蘭陀万歳』
二人のオランダ人に扮し コミカルな動きで観客を楽しませます。
今回は2組のコンビが掛け合う演出に挑戦します。

栄町自治会 尾上 重道 会長:
「新しい趣向がちょっとありますので、素晴らしい阿蘭陀万歳をできるように頑張りたいと思います」


長崎刺繍の衣装も新たに 勇ましい鯨捕りの様子を表す『鯨の潮吹き』は、江戸時代から変わらず受け継がれている万屋町の演し物です。


本石灰町は『御朱印船』
交易のためベトナムと長崎を航海する船の様子を表します。
この3年間粛々と準備を進めてきました。


船大工町は『川船』です。
船頭による網打ちと、勇壮な船回しが観客の心を熱くします。
船頭も決まり、本舞台に向けて動き始めました。


丸山町の『本踊』は、町内にある長崎検番の芸妓衆が踊り手を務め、プロならではの舞を神前で奉納します。

本石灰町自治会 坂本 隆司 会長:
「諏訪の神様はもとより長崎の人たちに感動を与えられるような奉納をして、やっぱりくんちはあってよかったばいと思われるように頑張りたいと思います」

長崎伝統芸能振興会 踊町委員会 山下 寛一 委員長:
「くんちは長崎市民のビタミン剤と言いたいんですけども、これをきっかけに経済が発展するように願っております」


待ちに待った4年ぶりの長崎くんちは、10月7日から3日間の予定で開催され、各踊町は6月1日の小屋入りから本格的な稽古に入ります。