京都市に本社を置く東証一部上場企業の京セラが、長崎県諫早市に工場を建設することになり、5日、地元からおよそ1,000人を雇用することを表明しました。

京セラは 昨年度でグループ売上2兆円を見込む 大手電子部品メーカーで、現在、国内16か所で工場を稼働させています。

今回、生産規模拡大のための用地を探していたところ「優れた人材が確保できる」などとして、諫早市の南諫早産業団地の一部 およそ15ヘクタールを取得することを決定。
5日、諫早市と長崎県との間で協定を交わしました。

新工場は1,000人規模になる予定で、谷本 秀夫社長は「従業員のほとんどを地元から採用する」と表明しました。

京セラ株式会社 谷本 秀夫 代表取締役社長:
「非常に利便性の良いところでございますので、たくさんの若い方に仕事についていただいてですね、この長崎県諫早市から世界中に向けた最先端の部品を供給していきたいと」

大久保 潔重 諫早市長:
「これから長崎県内で育っていく若い人たちの励みになるということが大きな意義」

新工場は2026年度からの稼働を目指して 今年から建設に着手し、完成後は半導体関連製品などを生産することにしています。